食べることについて意識を持ち出したのはこの言葉を知ってからです。
ヨーロッパを旅行したとき、骨太で屈強、強いメンタルのうえに聡明で、高学歴というヨーロッパのアスリート達がどんなものを食べて育ってきたのか知る機会がありました。
彼らの主食はパンですが、日本にあるような精製された白いパンなどではなく雑穀がたくさん入った茶色いものでした。
また新鮮な野菜や果物が、旬のものであふれ昼夜、
ハーブやスパイスを多様した手作りの料理を家族で食べていました。
日本のように外食や出来合いのものを食べる習慣はなく
彼らの環境にコンビニなんてなく、お腹が空いたからといって
簡単にスイーツが手に入るわけでもありませんでした。
バランスのとれた高い能力の人たちがいる。
いつまでも若くキレイでいきいきしている人たちがいる。
日本で食の欧米化が進んでいるにもかかわらず、
肉体的な強さ、成熟した精神、リンとした美しさに追いつけないのはなぜか。
このことは、単に遺伝的なことだけではない気がしていました。
いつまでも若々しくいる。健康でいる。不調をなくす。
これらのためには何を食べるかが大事です。そしてどう食べるかも大事です。
考えてみれば、丹精こめて作られた野菜が美味しいように
愛情をこめてゆったり作られた料理と、
せかせか作られているもの、何が使われているかわからない出来合いのものでは、
明らかに違いがありそうです。
アーユルヴェーダでは、ゆったり食事をいただくのは当然ですが、
料理もゆったり行うことをすすめています。
何を食べるかどう食べるか、自分のため大事な人のため
もう一度見直していきたいです。